【挨拶】
カラリ!と晴れた9月のマーケット。
方々で賑やかなイベントが盛り沢山な中、
浅間神社まで多くの方々に足をお運び頂きまして、本当に有難うございました!
感謝の気持ちでいっぱいです。
私は毎回、出展作家さんと色々なお話をさせて頂きます。
日本漆のこと、蜂蜜の事、パンの事、器の事、アトリエの事、、、等々
普段は寡黙で職人気質な作家さんたち、その世界の事となると話が尽きません。
今回印象に残ったお話。
カリンバのお話。
最近カリンバのソロライブの映像をFBなどで見る機会が何度かあり、、
それは自分の知っている、静かなポロン〜ポロン〜♪という音色とは随分違う音でした。
マイクを通して遠くまで響く音。そういうスタイルもあるんですねえ・・・と、
カリンバを作っている作家さんに話したところ、、、
そういうカリンバを好む方もいます。でも、自分のはそうではないと。
赤ちゃんを抱えた母親が聴かせるような音色、母の心音と近い音、、
それは、両手の中から聴こえてくる音。
人々と火を囲んで、静かな時間を過ごし、豊かな時間がとうとうと流れながら、
聴こえてくる音。
そういう音を奏でるカリンバを、自分は作っていますと。
楽器には本来、それが生まれた場所や状況、文化とひっついてありますものね。
斬新な使い方を試みる方もいれば、大事に守る方もいる。色々ですね。
でも、自分の想いがぶれる事無く、制作を続けていらっしゃるところが、
とても素晴らしく、カッコいい!と思いました。
心が温かくなった瞬間でした。
皆さんも、是非会場で色々な作家さんとおしゃべりしてみて下さいね!
作品に触れるときの楽しみが一層増えますよ! |